タジキスタンの観光地と言えばどこを思い浮かべますか?
思い付きでタジキスタン行きを決めたので、全然知りませんでしたが、ペンジケントの近くにタジキスタンで最初の世界遺産があるらしい。
これは行くしかない!!!
この記事では世界遺産「サラズム遺跡」に向かいます!
魅力いっぱいのペンジケントについてはこの記事!
◆世界遺産までのタクシー値段交渉
世界遺産へ行くのにまず行うのが、タクシーの値段交渉です。
SIMカード買わず、デジタルデトックス中(大嘘)なので、タクシー交渉しないといけません。
配車アプリがないので、とんでもない値段を吹っ掛けられるんだろうと思いつつ、バザールの通りへ戻ります。

こちらから探さなくてもタクシーの客引きがわんさか!
その中に行きにバカにしてきた運転手さんもいました。
いやいや、どんなメンタルしてんの⁈
案の定、口々に30ドルや200ソモニ(約3200円)とかの値段を言ってくる。
高いな…。
そんななか、20ソモニ(約350円)と伝えてくれるお兄さんが!!!!
(世界遺産へ寄るため最終的には40ソモニになったけども満足!)
安いので怪しさも感じたが、乗ってみることに!
すると車内から日本人の優しげなお兄さんが出てきました。
この人は昨日からタジキスタン旅行をしているらしく、今の運転手さんが2日間ガイドまでしてくれているそうです。
よって、このお兄さんと昨日ホステルで出会った長髪イケメンの3人で世界遺産へ!
◆サラズム遺跡到着!
ペンジケント市街地から車を走らせて約20分、遺跡に到着!
入口から立派な門があってさすが世界遺産と感心!
さらに運転手さんが遺跡のガイドをしてくれるとのことで、感謝!!

なんとここサラズム遺跡、資料館に入らない限り入場料が無料らしい!!
こんなに立派な門もあるのに良心的な入場料システム!
運転手さんのガイドのもとサラズム遺跡を巡っていると隣から音楽が…
しかし、楽器も見当たらない。
耳をすますと運転手さんの喉から聴こえてくるではないですか⁉
この運転手さんモスクワの大学に通っていたらしく、その際ビートボックスを習得したとのこと。
喉にスマートフォンが埋まっているのかと思った(笑)

◆サラズム遺跡とは何ぞや!
サラズム遺跡とは何ぞやという感じだと思うので、運転手さん兼ガイドさんの話してくれた内容をご紹介!
サラズム遺跡とは?
タジキスタンにあるサラズム遺跡は、紀元前4000年紀に遡る中央アジア最古の定住地の一つ(2010年世界文化遺産登録)。
かつては広範な交易ルート上で栄え、金属製品生産の中心地として高度な文明を誇りました。この遺跡からは、当時の高度な文化を示す住居や神殿跡、そして豪華な装飾品を身につけた「サラズムの王妃」の墓が発見されており、シルクロード以前の古代史の扉を開く、極めて貴重な場所です。



遺跡を劣化させないように屋根が設置されている。
これはアメリカが支援して設置したらしい。
◆資料館も行ってみたよ
せっかくなので資料館も行ってみることに
入場料は30ソモニ(約500円)だったよ!
この遺跡周辺の自然環境から出土品などが見ることができたよ!
出土した王女?の発掘現場のレプリカも展示されており、見応え◎!



◆帰路編~思い出す~
とっても名残惜しいけれど、タジキスタンから帰る時刻に…。
サラズム遺跡を去る時の時刻が17時。
しかしながら、アホな私はウズベキスタン・サマルカンドからタシケントへその日中に移動するプランを立てていたのです。
そして、それに間に合うにはタジキスタンのサラズム遺跡から、サマルカンド駅に19時半に着く必要があったのです。
私は途中まですっかり今晩の移動の存在を忘れていました(笑)
何の障壁もなしに移動しても1時間半かかる道のり。
それに税関を越える時点で詰みである。
とにかく税関へ急ぐ。
大急ぎで税関に行くと、見覚えのある背中が!
2日前、サマルカンドの宿で知り合った福井の眼鏡イケメン君である!
連絡も取ってなかったのに、タジキスタン税関で再会するという偶然!
福岡、福井のイケメンとともに税関を越えると、またタクシー客引き地獄である。
しかし、行きで一人600円(結局トラブルで一人1000円だったけど…。)かかっていたが、乗り合いのバンに乗ることにしたら1人300円で行けることに。
最初からバンで行けばよかった…。
こんな値段交渉もありつつも、時刻は18時10分になりました。
あと1時間20分で電車が出ます。

◆帰路編~クライマックス~
こうしてサマルカンドに向かっているバンのなかでついにその時が…。
間に合わないと悟り、電車を諦めるという決断を下すのであった!
車内で寝台列車の新しいチケットを取るという開き直り!
午前1時半発のチケットを無事確保。
最後、2席だった!あぶない!
しかし、バンが尋常じゃないスピードで道を飛ばします。
その結果、間に合う時間でサマルカンド市街地へ帰ってきてしまった!!!!!おい~!
チケットが無駄になるだろうが…!
だが、私は今開き直っているのである。
よって、私は3人で夜ご飯に行くのであった。


◆まとめ
・サラズム遺跡は2010年に登録された世界遺産で入場料は無料
・ペンジケントからサラズム遺跡を経由して税関へ行くタクシー料金は40ソモニ(約700円)
・税関からサマルカンドへは乗り合いバンで30000スム(約400円)
この記事は2025年9月中旬の旅行記です。
